エピックの設定
狩猟向けエアライフル(空気銃)のベマ。今回のブログはスカウトエアガンズ社のエピック。高圧、低圧のレギュレーターに触れて参ります。スカウトエアガンズ社では、ユーザーへ向けた参考資料として、レギュレーターの設定データを公開しています。
エピック
エアライフルのセッティング等に不安を感じるお客様。設定に迷ってしまった場合でも、参考となる設定標準値が各口径へ向け用意されているためエピックなら安心です。
【レギュレーター】
エピックにはレギュレーターが2個備わっています。低圧、高圧のこれらレギュレーターにはそれぞれ目盛りゲージが用意され、ユーザーは各ゲージの調整量を確認しながら設定をおこないます。
【2つのレギュ】
上の写真は調整ツマミを取り外した際の各レギュレーターです。赤色が高圧、緑色が低圧になります。次に各レギュレーターの役割について触れて参ります。
【高圧と低圧】
トリガーを引く射撃時に起こる一連の動作のなかにおいて、エピックでは殆どインパクトが生じません。その理由は、エピックが搭載しているバランスドスプールバルブにありますが、その前に、先ずはスプールバルブの開閉に重要な役目を担っている2つのレギュレーター(HPRとLPR)をご紹介します。
【HPR(高圧)レギュ】
HPR(高圧レギュレーターは上写真)はバランスドレギュレーター(*圧縮充填タンク内の圧力psiが下がった状態でも常に一定の圧力状態にレギュレーター維持されている為、常に定まった圧力で動作可能)であり、弾速を制御するレギュレーターです。標的射撃における弾速は精度を最大限に引き上げる(又は弱めのリコイル)を求めるため、一般的には低く設定します。一方で、狩猟における弾速では最大出力と貫通力を求め、弾速は高くされていることが典型的なセッティングです。
【LPR(低圧)レギュ】
LPR(低圧レギュレーターは上写真)はソレノイドへの空気供給量を制御しています。LPRはソレノイドで電子的に制御され、その主たる役目は素早くスプールバルブを閉じる動作です。低圧レギュレーターの役目は非常にシンプルで、単にエアーを噴射してスプールバルブのバランスを崩し、その持続時間(Dwell Time)をプログラミングで制御することで一時的に開放状態に移行させるというものです。
【米国製ソリッドな品質】
スカウトエアガンズ社のエピックの重量は4キロを超えます。エピック本体には、先進的なニューマティック技術が採用されているだけではなく、アルミニウム、カーボンファイバーなど、贅沢なほどに高品質な材料が用いられています。
全長は84㎝程度、精度に加えパワーも備えていることから、ベンチレスト、狩猟、止め刺しといった用途にも応える空気銃です。害鳥獣による農業被害などにお困りの農場経営のオーナー様、空気銃のベマにお気軽にご相談ください。
製品ページ:スカウトエアガンズ社製、エピック
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