プレナム

空気銃のベマでは ベンチレスト、狩猟、とめ刺しなどに活躍するエアライフルをご提案しています。今回の記事は米国スカウトエアガンズ社のエピック、そのプレナム内部。空気銃のプレナムとは、シリンダー(本体構造の一部として空気銃に組み込まれているタンクのような部品)とは別に本体内部に用意されている空室です。この部屋には圧縮されたエアーが一時貯蔵され、レギュレーターで出力を一定に保ちながらトランスファーポートを経由してバレルへ圧縮空気を送り出す役目を果たしています。

高性能な空気銃を所持したい。単に高額なエアライフルではなく、シューターが構えた瞬間、明確にその理由が伝わる射撃の道具。決して退屈させない空気銃、それがエピック。この空気銃最大の特徴はバルブ開閉機構。それはブリーチブロック内側に内蔵されている超大型バルブです。

それではさっそくエピック独自のプレナム内部機構を見て参ります。

【巨大なバルブ】

上図はプレナム内に収まっている巨大バルブです。この大きさ故、 一般的な空気銃で見られる、ハンマーがピンを叩きエアーを開放するファイヤリングピンのそれとの比較では、ソレノイドによる精密な開閉制御により、低圧力でのバルブ開閉を実現していることを視覚的に理解できます。平行に並ぶカーボンの筒はエピックのバレルです。

【ブリーチブロック】

スプールバルブはブリーチブロック内側のプレナム内部に格納されています。 写真左端に収まって見えるのがスプールバルブ。ソレノイドによる開放タイミングの制御により、瞬間的 なバルブ開放量を0.5ミリ秒(0.0005秒)刻みで40段階の設定を可能にしています。 

【ハイパワー】

ハイパワーを追求する場合、高圧縮空気で抑えられているパペットバルブ開放には強力なハンマー、或いはそれに相当するバルブ開放機構への解が求められます。スカウトエアガンズ社のエピックが辿り着いた解決方法は、ペイントボール市場で先端を走る企業として長年培ってきた技術力の蓄積によるもの。

【ベンチュリー】

ベンチュリー効果とは、圧力が低い状態を作り出し、流体の流れを狭めることで流速を増加する現象(*AIによる概要説明から引用)。

ソレノイド制御によるバルブ開放後(トリガーを引き射撃)、瞬時に放出されるエアーはバレル内のペレット/スラッグを強力な出力で押し出します(弾の射出)。ほぼ同時に、ベンチュリーエフェクトによりこの穴を瞬速エアーがスプールバルブ後方部へ駆け抜け、瞬時にバルブを閉じる。

スカウトエアガンズ社のエピックが楽しい理由。眺めているだけでも気持ちがあがる空気銃というのは所持する喜びでもあるかもしれません。

全長は84㎝程度、精度に加えパワーも備えていることから、ベンチレスト、狩猟、止め刺しといった用途にも応える空気銃です。害鳥獣による農業被害などにお困りの農場経営のオーナー様、空気銃のベマにお気軽にご相談ください。


製品ページ:スカウトエアガンズ社製、エピック

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